南仏ところどころ



 お気に入りのアングル。人があまり降りてこないこの場所はいつも足を向けてしまう。
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 ニースの旧市街。

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TGVから撮った夕日。

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滝の前に掛かった虹。

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 マントンのジャン・コクトー美術館の前で。
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 典型的なニースのアパルトマン。


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 ビオショップのなかのカフェ。女の子、可愛い!

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 デザートのお皿も南仏らしい。

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 壁の中で蝶を捕まえようとする少女。


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 旧市街で撮影。

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 ブルーはいつだって、一番好きな色。

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 城壁跡地へ登っていく坂。緑が目に眩しい。

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 城壁の跡地で、太極拳に励むご夫人。
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 プロムナード・デ・ザングレで夜の散歩。
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# by kuro_music | 2015-10-29 18:43 | たび

コート・ダジュールの秋


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パリでしなければいけない事は後を断たない。
でも、毎日グレーの空を見上げながら ネガティブな考えに付きまとわれ始めたら...? やる事はひとつしかない。太陽を浴びに南仏へ行くことだ。
ウィークエンドにさっさと荷物をまとめたら、TGVに飛び乗ろう。ウトウトしているうちに、いつのまにか車窓は明るくなり、印象派の画家たちが描いた松や、赤肌の岩山が目に飛び込んで来るだろう。続いて、どんな宝石もかなわないトルコ・ブルーの地中海の海が広がっていく!

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私がよく行くのはニース。 ニースの駅から外に出ると、いつでも優しい風に包まれて笑顔になってしまう。
アパルトマンに荷物を置いて、真っ先に向かう先はもちろん海岸! 10月も終わりだというのに、海岸には人がたくさん!泳いでる人までいる。

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二日目の今日はさらに暖かい。滝や公園がある岸壁へ、階段を登っていくことにした。海岸線を望む絶景が待っているのだ。

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ここらへん一帯は、神様が口づけしたから地上の楽園になったと誰かが言った。

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これが滝。ものすごい勢いで水が流れ落ちて来る。この水には独特の海の匂いがあって、なぜか嗅いでいると喉が渇いてくる不思議な滝(笑)。

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滝にきれいな虹がかかって。

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絵画そのものの風景があちこちに。いくら見ていても飽きない、まさにそれが南仏の風景。
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# by kuro_music | 2015-10-24 04:15 | たび

秋のたのしみ


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秋の楽しみ方って人それぞれだ。私は早速、読書を決め込んでいる。え? こんなに美しい季節に家におこもりですかって? いや実に。手元にはもはや我が子のように手放すことのできない、アマゾンのちいさなタブレットがありまして、これでパリにいながら日本語の書籍を(お得に)!山ほど読むことが可能になったばかりなのでございます。でもって、秋の楽しみといえば食べることだから、ますますダイエットどころではないですね。


家を一歩出たところにあるビオショップに行って、フレッシュなキノコをたくさん買ったので、カステッラーネというパスタとクリームで和えたら美味でした。
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この秋は[お料理の苦手な私]をもう卒業して、できるだけいろんなお料理を作ってみたい。で、実は一番作ってみたいのが プルーストの"失われた時を求めて"の中で、主人公が紅茶に浸して食べた、あの魔法のような味のマドレーヌだ。


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# by kuro_music | 2015-10-19 09:32

プティパレへ行ってみよう

そういえば、うだるような暑さは一体どこへ逃げていったんだろう?
いつのまにか、自分が次の季節のまん中にいることに気づく。
はかなく移ろいゆく季節を捕まえることはできなくても、味わう楽しみはある。
この秋私にとって新たな発見のひとつがプチ・パレ(petit-palais) 美術館だ。パリに11年も住みながら、一度も訪れたことがなかった。
やれやれ、ガイド失格だ!!何せ、そこはあまりにも美しい空間。特に19世紀末から20世紀初頭のアートを愛する人々にとっては答えられないほどの宝物とインスピレーション源に満ちた、優雅な館である。しかも入場は無料であるから、毎日でも気に入った作品を観にいくことができる。

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これは、プチ・パレの中庭に面した回廊。暖かい季節には、ここで美しい丸天井を眺めながらお茶が飲める。
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プチ・パレを出ると、足が自然とアレクサンドル三世橋へと向いてしまう。
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晴れていると、橋の向こうがこんなによく見える。
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橋には大きな彫刻が施されていてすごくリアル。
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方向転換してぶらぶら歩くと、アパルトマンの壁にこんなにはっきりと街灯のシルエット!
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チュイルリー公園で。天使のような女の子が飛び跳ねている光景に出会う。
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     秋晴れの公園でおもいおもいに時を過ごしている。
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さんぽの途中でほんものの芸術作品を、子供にも見せられる贅沢。
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チュイルリー公園にはこどもがいっぱい!
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公園の片隅、お気に入りのベンチからはエッフェル塔が見える。
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# by kuro_music | 2015-10-14 18:34 | パリでお散歩

雨の夜の部屋探し

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ミラノで、始まったばかりの仕事と家探しで疲れ果てていた私は、ホテルの部屋でぼんやりとテレビを眺めていた。するとふいに電話が鳴り、出てみるとオーケストラ専属の合唱団員の女性からで、彼女のアパルタメント(イタリア語で、アパート、マンションのこと)の一室が空いたので今見に来ないかということだった。ホテルから歩いて行ける距離だという。時計を見るとすでに21時を回っていたが、本気で住むところを探していた私に他の選択肢はなかった。
濃い闇に、オレンジ色の街灯の明りが溶け出す通りに出ると、さっきまでか細く降り続いていた雨が途端にその雨脚を強め、私は急に強い不安に襲われた。そして、自分がよく知りもしない街角へ、ひとりでこんなに遅い時刻に飛び出してきてしまったことを後悔した。今、突然誰かに襲われてもなんの不思議もあるまいなどと考えながら、濡れて黒光りのする道路を歩いていると、急に眼の前に頭までレイン・コートに覆われた誰かが現われた。驚いて声をあげそうになったけれど、すぐに相手が私のことを知っていることがわかった。その男性は、私の名前を口にしたからだ。私のことを心配して、通りまで出てきてくれたらしい。強い雨に打たれながらややしばらく彼についてゆくと、やがてある建物の前で立ち止まって扉を開けた。
ーーどうぞ。入って!
アパルタメントのなかは薄暗く、間接照明でところどころ照らし出されていた。
私の前に、ひとりの女性がにこやかな笑顔を浮かべながら現われた。
赤毛で、そばかすいっぱいの彼女のことを、私はどこかで見かけたことがあると思った。”そうだ、たしか、マーラーの交響曲の時にだ!”と私は思った。私を迎えに出てくれた男性の方もやはりオーケストラの合唱団員で、女性とは親しい友人らしかった。
女性はまず、私に家の中を案内した。
家の中は、まさに彼女という人をそのまま表現したかのようなインテリアだった。
家中、バスルームから居間に至るまで、およそ考えられる全ての突起物に彼女の帽子だの、首飾りだのがぶらさがっていた。
バスルームに至っては、洗面台が見えなくなるほどに彼女の宝物が場所を占領していて、しかもやっと相手の顔が見分けられる程度の明りのなかに艶っぽく浮かんでいた。ひととおり部屋を見せ終わると、彼女は私を色とりどりの布でうめつくされたリビングに案内し、私はインドの香の匂いのするソフアに座った。
私が部屋を見回していると、合唱団員の男性が私たちのためにジェラートをテーブルに運んできた。その後から彼女が部屋に入ってきて、私に家は気に入ったかと尋ねた。
私が個性的なインテリアに感嘆を示すと、彼女はうれしそうに私のそばに腰を下ろした。すると、あたりに甘い香りが漂った。それは、つけたての香水だった。
続いて、彼女は次々と私のことについて尋ねた。
どうしてイタリアに来たの? もうどのくらいミラノにいるの? ホテルは....,
アイスクリームが、ゆっくりと溶け始めていた。
蓄積した疲れが、少しづつ頭をもたげ始めているのを私は感じた。
私は、彼女の黒くふちどられた緑色の眼を見ながらシャム猫を連想した。
でもシャム猫の声は以外に低くて、どこか私を警戒させる響きを持っていた。
”私ね、ついこの間までここでガールフレンドと暮らしていたの。でも別れたのよ。彼女と....。”
” 疲れているのね。可愛そうに!あら、ジェラート溶けちゃってるわよ。”
合唱団員の男性は、まるで存在しないかのようにじっとそこに座っていた。私は一度ほめた部屋を断るのに何と言おうか、無理やり頭を働かせている最中だった。するとその時、かたんと音がして本物の猫がやってきた(シャム猫ではなかったが)!
彼女は猫を抱き上げると、愛おしそうに口づけして私に紹介した。
”あなた、ところで猫はお好き??”
ああ、このときほど自分の猫アレルギーに感謝したことはなかった!
完全に眠気のふっとんだ頭で丁寧にお礼を言うと、私はその家を後にした。
ホテルに帰ると、なにもない殺風景な部屋が妙にすがすがしく感じられた。
そして歯を磨く気力もなく、私はそのままベッドに倒れこんで眠ってしまった。
翌朝、目が覚めると私は真っ先に昨日の夜、なにがあったか思い出そうとした。
そして、すぐに合唱団員の女性の顔が頭に浮かんだ。彼女のつけていた香水はまだほのかに、メドウーサの髪のように私にからみついていた。



























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# by kuro_music | 2015-03-12 02:09 | イタリアで